養鰻事業
鰻は世界中に分布しており、世界で19種類が確認されておりその内の4種が食用として各地で食べられています。
ニホンウナギ・ヨーロッパウナギ・アメリカウナギ・オオウナギ
我々日本人が古来より食べているのがニホンウナギ（アンギラジャポニカ）
鰻はアジア圏で食されており、養殖も中国を筆頭に数多くやっています。
乱獲により数が減っていることから絶滅危惧種の一歩手前まで来ています。
養殖の鰻は、6か月～8か月で食用の大きさに育てて出荷します。
出荷が終わる頃には次の鰻の幼魚を再度池に放出し育てて出荷するという事を繰り返します。
鰻の養殖では、同じ池で全ての鰻が同じように大きくなることはなくどうしても育ちきれない鰻が一定数出てしまいます。
その育たなかったウナギは今まで、資源保護の観点から川に放流されていました。
当社はその放流されていた鰻を安く買い取り、再度同じ年月をかけて最新の設備を使用して大きくすることが出来るようになりました。
鰻のSDGsです。
限られた資源を無駄にせず、少しでも安価でお届けできる様に工夫しています。
養殖事業は国の認可・許可が必要であり、厳しい審査の上で得る事が出来ます。
ただし、絶滅危惧種の一歩手前と言う事もあり、日本では年間21トンの幼魚しか採捕出来ないと言う決まりがある事から、国からの認可・許可の数も無限ではなく既に申し込みが打ち切られている状態です。
ですから余計に限られた鰻と言う資源を無駄にせず、設備を整え育成しています。
24時間365日、自動で水量・水質・溶存酸素量を監視し調整しています。
鰻が過ごしやすい環境を整え、廃棄・放流されるだけであった鰻をもう一度美味しい鰻に育てる為、日々浜名湖にある養殖場を稼働させています。